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お知らせ
2025/06/30 メディア掲載
NewsPicksにてインタビュー記事が公開されました。
本記事では、AIとインタラクティブ動画(対話型動画)技術を融合させたVideo Agent「LOOV」が、いかにして営業の非効率性を解消し、欧米で高い活用率を誇るプレゼン動画の波を日本にももたらすかについて語られています。
営業課題の解消とLOOV開発の原点
内田は、自身の営業経験から、多くの営業パーソンが「1日4商談が限界」と感じ、その時間の8割を同じサービス説明の繰り返しに費やし、本当に重要な「相手に合わせた提案」に時間を割けていないという矛盾を問題意識として語っています。
- 課題の明確化: 物理的な商談数の限界と、商談効率を上げるソリューションの不在が課題でした。
- 購買側の実態: 実際に調査した結果、購買検討者の82%が「サービス資料がわかりにくい」と感じ、そのうち57%がそれだけの理由で検討対象から外していることが判明しました。
- 解決策: この課題を解決するため、米国で見つけた「インタラクティブ動画」の技術に着目し、BtoBの営業活動に応用することで、人が無意識に実践する「相手に合わせてトークを変える」コミュニケーションを動画で再現するVideo Agent「LOOV」が開発されました。
LOOVが実現するプレゼンテーションの自動化
1. 相手に合わせた自動的な情報提供
「LOOV」では、動画視聴中にヒアリング項目が複数回表示され、視聴者(顧客)の回答結果(例:「部門は?」「企業規模は?」)に応じて、その後に流れるプレゼンテーション内容が自動的に切り替わり、最適化される仕組みです。
2. トップ営業のノウハウをAIが再現
「LOOV」のAIは、単なる会話の分岐に留まらず、優秀な営業パーソンが実践するラポール形成(信頼関係の構築)を再現しています。例えば、顧客が特定の課題を選択した場合、「確かに昨今はハードルが高いですよね」といった共感の言葉を返すことで、成約率を左右する重要な要素を動画に組み込んでいます。
3. 急成長と今後の展開
LOOVは正式リリースから2年余りで、SaaSベンダー、BPO、不動産、保険営業など幅広い業界の170社に導入され、2025年4月時点のARR(年間経常収益)は前年同月比340%を達成しています。
- ゴール: 定型的な説明や簡易的なプレゼンテーションはAIが自動で処理し、人が創造性の高い仕事に集中できる世界を目指しています。
- 今後の展開: 現在、カジュアル面談などに悩む人事領域にも展開を始めており、今後はカスタマーサポートなど、さらに多くの領域でプレゼンテーションの自動化を進めていく予定です。

